外壁塗装の耐用年数10年!って嘘?
とはいうものの、さすがに築17年でなにもメンテしないのはマズい。
「外壁塗装は、10年に一度ヌリカエを」。
一般的には、そう言われています。ただ、その情報発信者は、何を隠そう外壁塗装工事や塗料を販売する業者さんたち。
そのロジックは、宝石商がスイートダイヤモンド(10年に一度はダイヤモンドを奥さんに送ろう)を推奨するのと同じ。もちろん奥さんへの感謝の気持ちは大事だけど。。。とにかく、外壁塗装の耐用年数を10年だと言い切ることに関して、疑ってしまう理由はここにあるわけです。
でも、外壁塗装工事を実際に体験して痛感したのは、最低でも15年以内にはヌリカエしておいたほうが良かったな…というもの。
なぜって?
その理由は、屋根が駄目になり追加工事になった痛い経験をしたからです…
悪徳業者から身を守れ!これだけは最低限やっておきたい外壁塗装業者の選び方
さて、本題に入ります。
私の外壁塗装工事をした体験談から、これがベスト!と自信を持っていえる「悪徳業者からぼったくられない外壁塗装業者の選び方」について紹介したいと思います。
外壁塗装工事の平均相場を把握しよう
外壁塗装工事を業者に依頼する際、最も重要なこと。
それは、見積もりを取る前に外壁塗装工事の相場をざっくり把握すること!だと思います。
相場がわからなければ、それだけぼったくられるリスクが高くなります。たとえば、こんな見積でてきても分からないようじゃヤバい…。
外壁塗装工事の価格は、建物の総面積によって違ってきます。それだけではありません。外壁は塗り替えなのか、屋根は張り替えもするのか、屋根の材質はストレートか、外壁の材質は何なのか、塗料は何を使うのか、築年数はどのぐらいなのかなどによっても価格は左右されます。
だから、ずばりいくら!とは言い切れません。
ただ、あくまでも私の自宅の場合でいうと、建物総面積138�u(土地約30坪)の一戸建てで、100?150万円が平均相場かなぁと実感しています。
50万も差があるの!?と思うかもしれませんが、そんな感じです。まずは、ざっくりと価格感を知っておくことが大事だと思います。
外壁塗装に使用する塗料の相場を知っておこう
ざっくりと相場感をつかめたら、外壁塗装に使用する塗料の相場もつかんでおきたいところ。
塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素などの種類があります。それぞれ耐用年数や機能性(断熱、遮音など)、使用目的に応じて選択肢が違ってくるはずです。
下図をご覧いただければ、概要は把握できると思います。
塗料の種類耐用年数価格特徴
アクリル塗料5-7年安い
耐久性が弱い。業者にとって使いやすいのがメリット。
ウレタン塗料8-10年安い
耐久性は弱い。塗料が柔らかく汚れやすい。
シリコン塗料10-15年普通
実績が豊富。塗料の種類が多く取扱業者が多い。屋根にオススメ。
ラジカル塗料12-15年高い
コスパに優れ最近の主流に。塗料の種類が少ないが外壁にオススメ。屋根には向かない。
フッ素塗料15-20年高い
耐久性抜群。カラーバリエーションが豊富で遮熱性が高い。
業界が推奨するとおり、塗り替え周期を10年に一度とするなら、シリコン以上のものを選ぶことになと思います。
4社以上、外壁塗装業者から見積もりを取りましたが、どの担当者も通常はシリコン以上の塗料をお勧めしてきました。
屋根だけグレードの高い塗料を使うことも考えましたが、どうせ10年周期でヌリカエが必要になるならば、業者のいうとおりにしておけば良い気がします。
ちなみに、「フッ素塗料」のさらに上に「無機塗料」という塗料があるようですが、業者さんによると作業工程が多く見た目も悪いため、普通の自宅にはあまり使用しないとのことでした。
最低3社以上の外壁塗装業者から見積もりをとろう
もうひとつ大切なのは、最低3社以上の業者から相見積もりすること。
できれば、足場やコーキング、屋根の塗装など、外壁塗装に関わる各項目の単価まで知っておくと完璧だと思います。
他の方の外壁塗装の体験ブログをググっても、リアルな金額が出てこない。まったく無いというわけではありませんが、Googleマップや業者のサイトの体験談ばかりで、それら口コミは信用できないものが多いです。
だからこそ私は、外壁塗装工事業者に4社ほど見積もりをとり、ていねいに比較検討しました(最低3社は見積もりほしいです)。訪問営業してきた業者の話を聞き、生協を通じて見積もり依頼してみたり、気がつけば半年以上を費やしてしまいました