築20年の我が家が見違えた!相見積もりで大成功した外壁・屋根塗装体験談

私が30代前半の時に、妻と相談して中古の一戸建てを購入しました。築15年ほどでしたが立地も良く、快適に暮らしていましたが、購入から5年が経過した頃から、家の外観の劣化が気になり始めました。外壁を指で触ると白い粉がつくチョーキング現象や、雨だれの黒い筋が目立ち、屋根の色も新築時と比べて明らかに褪せているのが分かりました。決定打となったのは、お隣の家が外壁塗装を行い、まるで新築のように綺麗になったのを見た時です。「うちもそろそろやらなければ」と、本格的に外壁と屋根の塗装工事を検討し始めました。

とはいっても、何から手をつけて良いのか全く分かりません。高額な費用がかかるイメージですし、悪質な業者に騙されるといった話も耳にします。そこで、まずはインターネットの一括見積もりサイトを利用して、複数の業者さんから話を聞くことにしました。最終的に、地元の塗装専門業者、全国展開する大手リフォーム会社、工務店の三社に見積もりを依頼しました。

各社の担当者と話をして、その違いに驚きました。大手リフォーム会社の営業担当の方は、パンフレットを使い非常に丁寧でしたが、専門的な質問には少し回答が曖昧な印象でした。一方で、地元の塗装専門業者の担当者さんは、社長さん自らが来てくださり、実際に我が家の壁を触りながら「ここのひび割れはこうやって補修します」「屋根にはこの塗料がコストと耐久性のバランスが良いですよ」と、非常に具体的に説明してくれました。価格は三社の真ん中でしたが、その安心感と信頼感から、この地元の専門業者さんにお願いすることに決めました。

工事が始まると、まず足場が組まれ、家全体がシートで覆われました。高圧洗浄の日は大きな音がしましたが、長年の汚れがみるみる落ちていく様子は爽快でした。職人さんたちは皆さん礼儀正しく、毎日の作業終了後には必ず周辺を掃除して帰られる姿に、プロ意識の高さを感じました。

工事期間は約2週間。足場が外され、塗り替えられた我が家と対面した時の感動は今でも忘れられません。少し色褪せてくすんでいた外壁は、品のある落ち着いたベージュに生まれ変わり、屋根も深みのある色を取り戻しました。まるで新築の時のような輝きで、家に帰るのが一層楽しみになりました。

今回の経験で学んだのは、外壁塗装は業者選びが最も重要だということです。価格だけで判断せず、複数の業者から直接話を聞き、信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵だと痛感しました。決して安い買い物ではありませんが、家の資産価値を保ち、何より家族が気持ちよく暮らすために、やって本当に良かったと思っています。