父親が内装業をしているため、私の生まれ育った家は築30年ほどになりますが、とても綺麗にメンテナンスされています。
室内は定期的に壁紙を貼り替えています。
父が仕事で使った壁紙の端切れなどを再利用し、柱だけ柄を変えたり、かなり遊び心のある内装になっています。
しかし、外壁だけは自分ではどうにも出来ないため、10年に一度のペースで塗り替えています。
つまり、築3年なので今までに2回外壁の塗り替えをしている訳ですが、いちど大失敗したことがありました。
もともと真っ白な外壁できたが、経年劣化と雨筋などがグレーっぽく筋になってしまうためアイボリーに近いベージュにすることになりました。
顔見知りの外壁塗装会社さんに依頼したのですが、仕上がりを見てビックリ!
発色の良いライトイエローで、遠目から見るとまるで玉子サンドの玉子のようなんです。
周囲の家と比べても家だけがかなり浮いている状態で、まだ20代だった私は父に大クレーム。
おそらく父もここまで黄色に仕上がるとは思っていなかったようで、落胆した様な顔をしていました。
しかし、知り合いの塗装屋さんで今後の付き合いもあるため、クレーム等は出さずにいました。
私はその後実家をでましたが、両親はその後もしばらくは玉子サンド色の家に住み、数年前にまた外壁を塗り替えていました。
いま私は分譲マンション住まいなので自分の意思で外壁を変えることはないのですが、実家が一時期玉子色になったことは今も忘れられない思い出です。