塗装工事の経験は私を一層換気大好き人間にしました

私が今の賃貸アパートに住み始めてから10年以上半経っています。大学進学を機に実家を離れてから今に至るまで、ずっとずっと賃貸の集合住宅暮らしですが、どの建物も最高でも4年で退去、新たな住居へと引っ越しを繰り返してきました。ですので、今の10年以上同じ場所というのは、これまでの最高記録の長さです。この長さ故か、今のアパ^と住まいで人生初の塗装工事というものを体験することになりました。ある日、部屋の郵便受けに、アパート管理事務所からの「塗装工事のお知らせ」のチラシが入っていて、その内容を読みながら、戸惑いを感じずにはいられませんでした。工事期間は約ひと月で、その間建物周辺には工事の業者さんが敷地内に出入りがあり、足場が組み立てられるので、それをよじ登っての家宅侵入の恐れも示唆、さらにはベランダで洗濯物が干せない期間もあるといった、自宅での生活への不具合について書かれていたからでした。その時は全く未体験の自分の住まいの住まいながらの塗装工事、どんな不具合が実生活で起こるのか、始まるまで心穏やかに過ごせるのかとっても不安でした。そして始まってみると、なんとかなるとは言っても、部屋の窓を総てシャットダウン、いつものように換気ができない期間が数日あり、それがなんと言ってもキツかったです。日中外で業者さんが作業されることは嫌ではなかったです。一生懸命仕事してくださっている姿に心打たれることさえありました。一方で、室内に外の空気を入れたくてもできないこと、塗料のニスらしききつい匂いが家中に強く漂う期間は辛かったです。私は日頃換気にうるさくて、真冬でもこまめに窓を開けて換気しないと息苦しく感じてしまうタチで、せっかく温まった室内に冷気を入れてどうすると、主人を怒らせてもしまっています。それほど真冬でも寒さのリスクをとってでも換気優先人物です。ですから、数日とはいえ室内の窓全てが開けられなかった時は、窒息死してしまいそうな気分でした。そのような訳で、塗装工事中でも、やがて窓を開けての換気ができるとなった時、換気を自由にできる喜びで一杯になりました。人生初の塗装工事の経験を通して、一段と換気を愛する人間になってしまいました。