隣が空き家になって、約5年が経つ。
以前はマメに庭木の剪定が行われていたのだが、空き家になって5年が経つと庭木の枝はボーボーに伸び、庭が荒れてしまった。
隣に住んでいると、荒れた隣の庭から落ち葉が飛んで来る。ボーボーに伸びた庭木が、私の家の外壁をホウキで掃くように擦る。
旦那、「隣の家の人の連絡先は聞いてないの?」
私、「付き合いが無かったから聞いてない」
旦那、「何処の不動産屋が管理してるの?」
私、「そんなの知らないわよ」
賃貸のアパートやマンションなら、管理会社の看板が立っているのだろうが、隣の空き家は一軒家、そのため、管理会社の看板はない。
庭木で困っていることを町内会の人に相談をすると、隣の所有者の連絡先を知っている人がいたことで、隣の家は庭木が剪定されキレイになった。
隣がキレイになったのは良いのだが、今までボーボーに伸びた庭木で隠れていた私の家の外壁が見えるようになり、メッチャ汚く感じる。
旦那、「外壁塗装をしないとマズイな」
私、「隣が空き家のうちに、外壁塗装をしたほうが良いわね」
私の家と隣の家は近いため、外壁塗装をするとなると隣の敷地に足場を立てる必要があり、もし、変な人が引っ越して来たら、足場を立てさせてくれないかもしれない。
そうならないためにも、私の家の外壁塗装は急いで行った。
外壁塗装で家がキレイになると、隣の空き家に新しい人が引っ越して来た。
その人に言われたのは、外壁塗装をきちんとしている人が隣に住んでいると安心だから。
このような価値観を持つ人のため、新しく引っ越して来た人とは良好な関係を築けています。