築15年が経過したわが家ですが、ある日、外壁塗装を検討していた際に、業者の方から「屋根の劣化も進んでいますよ」と指摘されました。普段見えない分、意識していなかったのですが、よく見ると屋根材の色あせやコケ、ヒビも確認でき、屋根塗装の必要性を実感しました。
今回屋根の塗装に選んだのは、耐候性に優れた「ラジカル制御型塗料」です。紫外線による劣化を抑える性質があり、コストと耐久性のバランスが良いとのことで、屋根にぴったりの選択でした。色は熱を吸収しにくいライトグレーを選び、遮熱効果にも期待を込めました。
施工は足場を設置してから始まり、高圧洗浄で汚れやコケをしっかり除去。その後、下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りを丁寧に行ってくれました。屋根は勾配があるため危険も伴いますが、職人さんたちが安全対策を徹底して作業している様子を見て安心できました。
工期は天候の影響もあり、約10日間でした。塗装後の屋根は見違えるほど美しくなり、遠くから家を見るたびに嬉しくなります。ご近所さんからも「きれいになったね」と声をかけられ、自分の決断が間違っていなかったと実感しました。
屋根は日々、強い日差しや風雨にさらされる過酷な部分です。見えにくいからこそ、劣化に気づきにくく、放置すると雨漏りや修繕費の増加といった大きなトラブルにもつながります。今回、早めに対処できたことで、家の寿命を延ばす安心感を得られました。
費用はそれなりにかかりましたが、今では本当にやってよかったと思っています。屋根の状態を長く放置している方には、ぜひ一度、点検だけでも受けてみることをおすすめします。