外壁塗装を行った知人は、その塗装を自己流で行ったようで、美観は明らかに損なわれてしまい、結局、業者に手直しをしてもらうハメになりました。インテリア雑貨や家具などに塗装するのとは異なり、外壁はその建物を雨風や紫外線から守る役割があります。また、ニュースなどでは冬の乾燥する季節での火の元に注意することが促されていますが、引火性が少なくなるのも外壁の役割です。現在主流となる塗料は、ホームセンターなどにも流通しているので、それこそ日曜大工に精を出すお父さんも外壁塗装ぐらいなら朝飯前といったノリで行うこともあるようです。もちろん、そうしたDIY本もあるので、知人宅でも関連書籍を読み漁ってから施工したようです。しかし、外壁塗装業者いわく、弱溶剤と強溶剤がある塗料、発色性も異なりますから、美観にも関わることを指摘しています。また、耐久力を考えてみれば、外壁よりも屋根塗料向けという塗料までが展開されている話しで、素人目ではその塗料が施工する外壁に適しているのか、分かっていないことが少なくないそうです。以前、知り合いから聞いた話しでは、密着力がある塗料を選んだのはいいものの、既存の塗膜まで溶かしてしまう溶剤塗料を用いていたようで、その扱い方に四苦八苦した様子でした。専門業者いわく、塗料選びでも業者選びでもポイントにすべきは『環境への負担』が考えに入っているか否かなのだそうです。DIYで施工するにしても、塗料には仕様書があって、試験結果や製品データなどをチェックできますから、まずはじっくり情報収集することを我が家では優先しています。